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讃岐の白い宝 - 香川県の塩田を巡る旅


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香川県は、日本の塩の歴史において重要な役割を果たしてきました。

この地域は、古代から塩作りで知られ、特に坂出市は「塩の都」として栄えてきました。今回のブログでは、香川県の塩田を訪れ、その歴史と現代における塩の役割を探ります。

香川県の塩田の歴史 江戸時代の後半には、坂出に大規模な入浜式塩田が築造されました。

坂出のほか、詫間や宇多津等で、さかんに塩づくりが行われていたことが記録されています。

また、小豆島では15、16世紀ごろから製塩が行われており、「島塩」と呼ばれる高品質な塩が生産されていました。

塩田から見る自然と人間の関係 瀬戸内地方は少雨で塩作りに適した気候を持っており、香川県もその恩恵を受けています。

坂出市塩業資料館では、古代土器製塩技術から入浜式塩田までの塩作りがどのように行われていたかを展示しており、塩作りの歴史を学ぶことができます。

讃岐三白としての塩 香川の「塩」は砂糖・木綿とともに「讃岐三白」と呼ばれ、ミネラルをたっぷり含んでいることで知られています。

料理の隠し味としても欠かせない存在であり、その味わいは多くの人々に愛されています。

現代における塩の利用 現在、日本で年間に使われる塩は約938万トンにも上りますが、家庭で消費されるのはわずか3.5%で、ほとんどが工業に使われています。塩は形を変えて私たちの暮らしの中に幅広く利用されており、その重要性は計り知れません。

香川県の塩田を訪れることで、塩が私たちの生活にどれほど深く根ざしているかを感じ取っていただければ幸いです。

塩田の風景、塩作りの過程、そして塩が持つ無限の可能性に思いを馳せながら、讃岐の白い宝を探求しましょう。