日本ぶらり旅

県各地の名所をぶらり旅

第18 徳島県:自然と歴史が織りなす四国の魅力**

**阿波踊りの魅力と起源**

徳島県を訪れるなら、まず注目すべきは「阿波踊り」です。

毎年8月に開催されるこの踊りは、400年以上の歴史を誇り、日本三大盆踊りの一つに数えられています。

その起源は、江戸時代にさかのぼり、盆踊りとして始まったと言われています。

踊り手たちは、「ヤットサー、ヤットヤット」という掛け声と共に、華やかな衣装に身を包み、夜通し踊り続けます。

観光客も参加できる「にわか連」もあり、一緒に踊りの楽しさを体験することができます。

**鳴門の渦潮  自然が生み出す壮大な現象**

鳴門市と兵庫県淡路島の間に位置する鳴門海峡は、世界でも屈指の渦潮スポットとして知られています。

潮の干満差が大きいため、最大直径20メートルに達する渦が見られることもあります。

この渦潮は、春と秋の大潮の時期に特に見応えがあります。

観光船に乗って渦の真上から見下ろすことができ、その迫力には圧倒されることでしょう。鳴門の渦潮は日本百景にも選ばれており、徳島県を訪れるなら見逃せない名所です。

**徳島ラーメン  魅惑の濃厚スープと豚バラ肉**

徳島県のグルメといえば、「徳島ラーメン」が外せません。

濃厚な豚骨醤油スープが特徴で、スープの中には生卵と甘辛く煮た豚バラ肉がトッピングされています。

このラーメンは、地元では朝食としても親しまれており、昼夜を問わず楽しむことができます。お店ごとに個性豊かな味わいがあり、ラーメンマニアにとっては巡る楽しみが尽きない一品です。

 

**祖谷渓のかずら橋  自然と調和した歴史的橋梁**

徳島県の西部に位置する祖谷渓(いやけい)には、自然に囲まれた「かずら橋」があります。日本三奇橋の一つに数えられ、この橋は植物のつるで作られており、長さは45メートル、高さは14メートルに達します。

鎌倉時代から続くと言われるこの橋は、かつては戦国武将が敵の侵入を防ぐために作られたとも伝えられています。

揺れる橋を渡るスリルは一度体験したら忘れられないものとなるでしょう。

 

**大歩危小歩危 -自然が刻んだ絶景の渓谷**

徳島県の山間部にある大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)は、約2億年前に形成されたと言われる渓谷です。

その名の通り、大きく険しい岩場が連なる風景は圧巻で、吉野川が作り出した美しい景観が広がっています。

特にラフティングが人気で、急流を下るスリル満点の体験ができます。

また、渓谷沿いを走る観光列車「トロッコ列車」からの眺めも格別です。

**徳島の神秘 - お遍路の旅**

四国八十八ヶ所巡りの一部としても有名な徳島県には、23の札所が点在しています。弘法大師空海が開いたとされるこの巡礼路は、心身の修行や自分探しの旅として多くの人々に親しまれています。

徳島県の札所を巡ることで、四国全体の歴史と文化の深さを感じることができるでしょう。

道中で出会う地元の人々との交流や、美しい自然に包まれた寺院の数々は、訪れる者の心を癒し、豊かな体験を提供してくれます。

 

徳島県は、自然の壮大さと歴史の深さを感じさせる多彩な魅力に溢れています。

これらのスポットを巡りながら、徳島の奥深さに触れる旅は、忘れられない思い出となることでしょう。