日本ぶらり旅

県各地の名所をぶらり旅

天狗とお多福が性行をする奇祭 奈良県:おんだ祭



f:id:tune1014:20240413080338j:image

子孫繁栄・五穀豊穣を祈る古来からの伝統行事であり、「日本三大奇祭」のひとつ。

お祭りに先立ち、午前10時頃より、地元青年団が扮する天狗・翁・牛らが厄払いの神事として、ササラ(竹の先を細かく裂いた棒)を持ち、参拝者のお尻を叩きながら、境内を暴れまわります。

第1部では、天狗・翁・牛が昔からの道具を使って田を耕し種をまくなどの田植えの式が行われ、第2部で行われる天狗とお多福が演ずる夫婦和合の所作は笑いを誘います。

毎年2月第1日曜日に齋行される当社の大祭です。

おんだ祭の始まりは定かではありませんが、古来より伝わる伝統的なお祭りです。

お田植祭は、五穀豊穣を祈り、春を呼ぶお祭りとして全国各地で行われておりますが、飛鳥坐神社のおんだ祭は西日本三大奇祭の一つとしてあげられ、稲の生長・豊穣を始め、子孫繁栄の子宝・縁結び・成育安全を願う多くの参拝者で賑わいます。


f:id:tune1014:20240413080355j:image

神事の前後には天狗、お多福、翁、牛がささらで参拝者のお尻を叩き周り、厄払いをします。 奉納神事では神楽殿において、天狗やお多福らによる田植えの所作や結婚式、さらには夫婦和合の儀式が行われます。

夫婦和合の儀式は結構リアルで、一度果てた天狗をお多福が天狗のお尻をシバき、もう1回戦始まる。

面白く見る価値がある奇祭です。

YouTubeでも上がっているので探してみては。

御供撒きで幻の神「福の紙(神)」が撒かれますが、こちらを手に入れられた方は子宝に恵まれると言われております。 


f:id:tune1014:20240413080408j:image

奈良県のおんだ祭は、魅力的で神聖な祭りの一つとして、多くの人々の心を捉えています。